オオカミも、イヌ同様に飼育者への絆をもつと証明

ZME science
(40秒でいうと)
・オオカミと人間の絆(愛着行動)についての研究が、科学誌「Ecology and Evolution」に掲載された
・本研究では、生後23週齢のヨーロッパハイイロオオカミ10頭とハスキー(イヌ)12頭を対象とし、通常とは異なる環境下において、飼育者と見知らぬ人に対する行動の定量化によって検証された
・オオカミとイヌの両者で、飼育者への愛着行動(ついていく、接触など)が有意に多かったという
・ストレス行動が多くみられた状況下では、特にオオカミで、飼育者の存在によって常同歩行が止むなどその存在によって落ち着きを得たという 
・本研究結果によって、イヌがもつ人間と絆を結ぶ能力は家畜化の過程で発達したものではなく、オオカミが既に有しているという科学的知見の1つとなるという

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