養殖魚の福祉評価、個々よりも仲間との相対性が重要か

The Fish Site
The Wiley Online
(30秒でいうと)
・ヒレの損傷は、魚類の動物福祉において重要な問題となるが、ランプフィッシュにおいては、飼育場のサイズにかかわらず、体サイズと成長段階に応じてヒレの損傷に大きな違いがあることが研究で明らかとなった
・ヒレの損傷の発生は、予想される成長曲線を満たさないという条件ではなく、同居魚よりも小さいという条件が大きな要因であるということが示唆された 
・養殖にとって本研究結果がより広い意味を持つのは、各個体の福祉が影響されるのは、個々の特性よりも、同居魚との相対性だということが示唆された点
※元論文サイト(The Wiley Online)は、下記記事中の下線付き「Journal of Fish Biology」クリックで全文無料閲覧可能です。

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