飼育クマの動物福祉評価ツールの開発

animals

(60秒でいうと)

科学誌「animals」に飼育下のクマ(冬眠をする種)についての信頼性のある動物福祉評価ツールの開発(Developing a Reliable Welfare Assessment Tool for Captive Hibernatory Bear Species)という研究結果が掲載された

・評価方法については、クマの視覚的な身体的評価と、物理的、行動的、環境的な評価を合わせた29項目が評価された

・この評価ツールは、飼育員が通常の飼育業務に組み込むことができるように、シンプルで使いやすく実用的であることを目的としていた

・対象はヒグマ17頭、アメリカグマ7頭で、アメリカ(13頭)、イギリス(5頭)、ノルウェー(4頭)、スウェーデン(1頭)、日本(1頭)が参加した

・本研究結果は、飼育下のクマのための動物福祉評価ツールとして信頼性のある評価が得られるという結果を示した

※下記サイトの「View Full-Text」クリックで全文無料閲覧可能。

※実際の評価ツールを利用するためのチェック用紙やチェックのための解説資料(評価項目の詳細が写真などを用いて解説されているもの)も論文上でダウンロード可能。項目「Supplementary Materials」にあるURLをクリックでダウンロード可能。

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