飼育下のヒグマの行動、米動物園が科学誌に掲載
J. Zool. Bot. Gard
(60秒でいうと)
・アメリカ、Woodland Park Zoo(動物園)で飼育されている2頭のオスヒグマについて、13ヶ月間の行動の季節変化や日内変動を調査した
・行動は、Active (活動的な行動)Farage(探餌行動)、Social (社会的行動)、Groom(セルフケア) 、Inactive (非活動的な行動)、Stereotypy (常同行動)、
Other(その他)に大きく分けられ、さらに細かく17項目に分類がされた
・屋内エリアは、個体ごとの個室で構成されており、個室はクマに冬眠する機会を提供するが、定期的な給餌により冬眠は行わなかった
・観察の結果、非活動な行動が最も頻繁に確認された項目となり、冬の数ヶ月の間に最高となった
・常同行動および活動的な行動が春と夏の数ヶ月の間に高くなり、常同行動は朝に最も頻繁に発生し、その日の後半に活動的な行動に移行した
・飼育下のクマは常同行動が確認されやすいことで知られているが、本研究におけるクマの常同行動の低さは、1日に複数回(2または3回)給餌されることと、常同行動を減らすことを目的としたエンリッチメントプログラムに関連している可能性が示唆された
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