動物福祉を学びたい!

と思って資料をお探しですか?

動物園・水族館にまつわる動物福祉について勉強したいすべての人へ。オススメの資料たちです。

【ダウンロード版】【書籍】【学術論文コーナー】に分けています。


【ダウンロード版】

 ※インターネット環境があれば、スマホやPCで閲覧できる資料です

・Wild Welfareによる”Wild About Welfare Digital Education in Japanese”(動物園・水族館動物の動物福祉に関するデジタル教育プログラム日本語版)

 動物園、水族館に特化した動物福祉に関する無料の教育プログラムで、日本語版となっています。WAZAによる承認も受けた飼育員向けの専門的な内容になっています。すべて日本語での、動物園水族館に焦点を当てた専門的な動物福祉教材は大変貴重であり、かなりオススメのプログラムです。

 ダウンロード教材は、用語集、概要および8つの各学習項目で構成されています。各教材には学習資料とクイズがあり、学習後に復習することもできます。

【8つの学習項目】

 • 動物福祉の概念 • 21世紀の動物園 • 動物の行動 • エンリッチメントの提供

 • 飼育環境 • 栄養と給餌 • 動物の健康管理 • 記録、計画、プロトコル

下記サイト移動後に、各教材をダウンロード可能およびクイズに挑戦することができます。

・世界動物園水族館協会(WAZA)による"Animal Welfare Strategies"

 世界動物福祉戦略というWAZAの方針の中で、動物福祉や動物園・水族館の在り方についての考えが記載されています。

 下記サイト移動後に「Japanese(15MB)」をクリックして頂くと日本語版がダウンロードできます。

・Elephants in Japanによる"Solitary Elephants in Japan Report"

 日本国内のゾウの単独飼育が、動物福祉の観点から問題になっています。

 ゾウを通じて、具体例から動物福祉を学ぶことができる資料です。

 下記サイト移動後に「日本語 ↓」をクリックして頂くと日本語版がダウンロードできます。

・David J. MellorによるMoving beyond the “Five Freedoms” by Updating the “Five Provisions” and Introducing Aligned “Animal Welfare Aims”という動物福祉の発展的な考え方についての論文です。

 英語での論文ですが、今までの「Five Freedoms:5つの自由」を発展させた考え方で、肉体的な欲求が、精神的な状態に影響し、動物福祉を形作っているというような考え方です。

下記サイト移動後に「View Full-Text」または「 Download PDF」をクリックして頂くと、原文(英語)が見られます。

・上記David J. Mellorによる“Five domains model"に、人の影響を考慮した"Human - Animal Interaction"の概念を追加した動物福祉についての考え方を提唱する論文です。2020年に発表された動物福祉のモデルです。

下記サイト移動後にサイト上で閲覧、または「 Download PDF」をクリックして頂くと、PDF版が見られます。


【書籍】

 ※購入が必要な資料ですが、購入の価値ありです

動物福祉の科学(Animal Welfare 2nd Edition:緑書房 2017年)

 内容:研究論文を引用して科学的に動物福祉を解説している一冊。Animal Welfare 2nd Editionを日本語訳したものです。概要から具体的な事例まで、科学的なデータともに細かく解説されており、専門的ですが分かりやすい内容になっています。

 下記サイトで詳細をご確認頂けます。

動物福祉学(Animal Welfare Science:昭和堂 2022年)

 内容:日本国内の実状に合わせて、日本国内向けに動物福祉を解説している一冊。難しい言葉を使わず、とにかく分かりやすい専門書です。伴侶動物(ペット)、産業動物、動物園動物、実験動物などの分野に分かれて解説されています。

 下記サイトで詳細をご確認頂けます。


【学術論文コーナー】

 ※動物福祉やエンリッチメントなどについての学術論文です。学術論文を閲覧するには、購読を必要とするものもありますが、無料で本文が閲覧できる「Free Full Text」のものを下記にご紹介いたします。ぜひ、気軽に学術論文に触れてみてください。